NFTって最近よく聞くけど、国内だけなの?
そんなことありません!
実は、海外の方が盛り上がっている業界なんですよ!
そして、今NFTを知っている人はすごいです。
このタイミングでNFTに触れている人は、イノベーター(革新者)層と言えます。
イノベーターってなに?
イノベーターとは、イノベーター理論の中で使われる用語です。
市場が成長するにあたって、人が動くタイミングは5つあると言われています。
NFTは上の図でいうと、一番左の部分です。
それじゃあ、今から参入しておくと良いことがありそうだね!
そうですね。
しかし、NFT業界は発展途上で、これから成長する業界です。
つまり、
- どんなNFTがあるのか
- 有名なNFTってどういうものなのか?
など、情報が少ないことも事実です。
そこで本記事は、1年以上NFT業界に関わってきている私が、世界的に有名なNFTコレクションを解説していきます。
- 本業などで忙しい人
- 家事・育児が大変な人
など、普段時間を取ることが難しい人に、特におすすめの記事です。
逆に海外の情報を知っておかないと、損をする可能性があります。
その理由も3つにまとめて、解説していきます。
- 世界の人気NFTアートコレクション10選と海外NFTを知らないと損する3つの理由を詳しく解説
✓本記事の筆者(記事の信頼性)
- 2021年8月にNFTを初購入、現在50点以上保有
- 複数の取引所口座を開設済み
- NFTプロジェクトのコアメンバーとして在籍中
海外のNFTアートコレクション10選
はじめに、海外のNFTアートコレクションとして、人気の10プロジェクトについて、まとめてみました。
本記事でいう人気とは、世界No.1のNFT売買のマーケットプレイスである「Opensea」の取引高ランキングを基に作成しています。
世界の人気ランキング
Openseaでの累計売上順にまとめてみました。
コレクション名 | 累計売上(ETH) | 特徴・その他情報 |
---|---|---|
CryptoPunks | 989,000ETH | 世界最古のジェネラティブ(自動生成)したNFTコレクション |
Bored Ape Yacht Club(BAYC) | 659,000ETH | プロフィールアイコンへのムーブメントを引き起こした火付け役 |
Mutant Ape Yacht Club(MAYC) | 447,000ETH | BAYCの姉妹コレクション |
Otherdeed for Otherside | 338,000ETH | BAYCの運営会社が手掛ける土地NFT |
Explore Art Blocks Curated | 308,000ETH | ジェネラティブに特化したNFTプラットフォーム |
Azuki | 260,000ETH | 日本のアニメカルチャーを踏襲したNFTコレクション |
CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI | 228,000ETH | 現代美術アーティストの村上隆氏とコラボしたNFTコレクション |
Moonbirds | 169,000ETH | 限定コミュニティに入会できる会員権NFT |
Decentraland | 157,000ETH | VRプラットフォームの土地NFT |
The Sandbox | 157,000ETH | ボクセルタイプのVRプラットフォームの土地NFT |
以上、10プロジェクトです。
歴代1位の「CryptoPunks(クリプトパンクス)」の累計売上は989ETH、日本円に換算するとなんと約2,500億円です。
桁が大きすぎて、想像できないね!
そうですね。
日本国内で、最も多い累計売上が、CloneXを手掛ける村上隆氏が展開する「Murakami.Flowers Seed」で、121億円です。
さらに、国内でも人気のNFTプロジェクトである「CNP(CryptoNinja Partners)」でも、8,202万円です。
いかに海外の市場が大きいかが分かりますね。
各プロジェクトの簡単な特徴について、解説していきます。
CryptoPunks
「CryptoPunks(クリプトパンクス)」は、世界最古のジェネラティブNFTと言われています。
ジェネラティブとは「顔」「髪型」「アクセサリー」などを、パーツごとに組み合わせて1枚のイラストにする手法です。
元々はフリーミント(無料)のNFTでしたが、世界に1万点しか存在しないNFTということで、価値が急激に高まりました。
今後デジタルアートの代表例として、美術の教科書にも掲載される日も近いのではないでしょうか。
Bored Ape Yacht Club(BAYC)
「BAYC(ベイシイ)」は、NFTの市場規模を拡大したNFTプロジェクトです。
10,000体のジェネラティブNFTを発行し、海外のセレブ(TV司会者、DJなど)が購入しました。
すると、自身のSNSアイコンに設定するムーブメント(流行)が巻き起こり、その流れは日本にも届きました。
有名ブランドのadidasとコラボするなど、世界トップのNFTコレクションとして、君臨しています。
Mutant Ape Yacht Club(MAYC)
BAYCの派生コレクションとして、リリースされたのが「MAYC(メイシイ)」です。
BAYCの価格が高騰が続き、購入までのハードルが上がってしまいました。
そこで!
他のユーザーも手が取りやすいように、姉妹コレクションとしてMAYCを発売しました。
2022年9月現在、BAYCが1体あたり約70ETHに対し、MAYCは約13ETHです。
おお!作戦通りってわけだね!
NFTの収益源も2倍となったので、大成功のプロジェクトと言えますね。
Otherdeed for Otherside
「Otherdeed for Othersid(アザーディード アザーサイド)」とは、「BAYC」と「MAYC」を運営している会社である「Yuga Labs(ユガ・ラボ)」が運営する土地NFTプロジェクトです。
「Yuga Labs(ユガ・ラボ)」の事業の一環として、「BAYC」と「MAYC」の収益をもとに、新しいデジタル空間上の経済圏(メタバース)を作っています。
「Otherdeed for Othersid」は、まさにデジタル上の土地です!
2022年4月に発売し、即完売してしまうほどの人気NFTコレクションとなっています。
■Otherdeed for Otherside 公式サイトへ>>
Explore Art Blocks Curated
「Explore Art Blocks Curated」とは、「Art Blocks(アートブロックス)」内で掲載している作品のまとめサイトです。
「Art Blocks」は、ジェネラティブアート専門のプラットフォームであり、完全にランダムで作品が発行されるという、ユニークなシステムを採用しています。
■ Explore Art Blocks Curated公式サイトへ>>
Azuki
「Azuki(アズキ)」とは、日本のアニメ文化を踏襲したNFTコレクションです。
独特な作風と、当時珍しい横顔の構図が話題となりました。
2022年9月時点でも1体あたり7ETH超えと、未だ人気が衰えないNFTコレクションです。
CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI
「CLONE X(クローン・エックス)」は、現代美術アーティストの村上隆氏とVR事業を手掛ける会社である「RTFKT」がコラボしたNFTコレクションです。
コンセプトは「クローン化した人間」であり、定期的にプレゼントされるデジタルアイテムによって、カスタマイズすることが可能です。
日本人購入者も多く、Twitterアイコンに設定している点も象徴的なNFTコレクションです。
■CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI 公式サイトへ>>
Moonbirds
「Moonbirds(ムーンバーズ)」とは、フクロウをモチーフにしたドット絵のNFTです。
ただのドット絵ではなく、NFT所有者には「PROOF COLLECTIVE」と呼ばれるプライベートコミュニティへの参加ができます。
つまり、「Moonbirds」は会員権(パスポート)型のNFTと言えるのです。
コミュニティには有名なNFTクリエイターが数十人もの規模で集まっており、有益な情報やおフランイベントも開催されています。
Decentraland
「Decentraland(ディセントラランド)」とは、NFTとVR(バーチャル空間」をかけ合わせたプロジェクトです。
バーチャル空間に存在する土地NFTを購入することで、メタバース(VR空間内での経済活動)ができるようになります。
すでに「Decentraland」では、「MANA(マナ)」という仮想通貨も利用できます。
つまり、VR空間内でのお金のやり取りがすでに実装されているということです。
海外の大手企業では、すでに多くの土地を買っている事例も報告されています。
The Sandbox
「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」とは「Decentraland」と同様、NFTの土地を販売しているプロジェクトです。
違いは、ボクセルと呼ばれる「3Dアバター」を基本デザインとしているということです。
オリジナルアバターの作成もできるため、だれでもクリエイターとしてデビューできます。
さらに、作成したアバターを出品・販売することも可能です。
まさにメタバース(VR空間内の経済活動)ができるNFTプロジェクトです。
NFTの購入方法
先ほどの表に掲載されているNFTを購入しているということは、
- NFT業界への精通
- 資金力の提示
など、世界中の人にファッションの一つとして表現できます。
高級な時計や車を買うことと似てるね!
その通りですね!
NFTの購入方法は「OpenseaでNFTアートを買う方法」の記事で、詳しく解説しています。
ぜひ、購入を検討してみてはいかがでしょうか?
世界で人気のNFTのカテゴリ
続いて、世界で人気のNFTアートの種類を、3つのカテゴリに分けました。
- ドット絵
- PFP(SNSアイコン用)
- 土地
NFTアートとしての特徴を掴んでおくと、今後NFTを購入する上での指標になります!
一つずつ、解説していきます。
ドット絵
ドット絵とは、コンピューターの画面上で出力される最小単位の一マスに色を塗っていく手法です。
コンピューターゲームでは定番のイラスト手法であったため、どことなく懐かしさを感じるのが特徴です。
NFTでもドット絵は人気であり、歴代トップテンの内、
- CryptoPunks
- Moonbirds
は、ドット絵のNFTコレクションです。
PFP(SNSアイコン用)
PFPとは、TwitterなどSNSアイコンに設定するためにイラスト化されたNFTです。
2022年9月現在、国内外で最も主流となっているNFTの活用方法です。
- Bored Ape Yacht Club(BAYC)
- Mutant Ape Yacht Club(MAYC)
- Azuki
- CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI
は、SNSとして目立つように構図などが描かれています。
NFTはデジタルデータの持ち主がわかることから、自分を表現するデジタルファッションの側面があります。
さらに2022年にはTwitterの有料機能として、NFT表示機能が追加されました。
NFTであることが一目分かるようになり、さらにPFPの需要が高まりました。
残念ながら、日本のTwitterではまだ導入されていませんが、今後追加される機能として注目されています。
土地
NFTは非常に汎用性が高く、デジタルの土地もNFTとして販売しています。
- Decentraland
- The Sandbox
は、国内外問わず人気の土地NFTのコレクションです。
「メタバース」が浸透することで、リアルの世界からバーチャルの世界へ移行するのではないかと言われています。
例えば、
- 学校の授業
- 会社の会議
- 取引先とのプレゼン
- PCゲーム
など、インターネット上で対応することは可能です。
メタバースは「3Dアバター」と呼ばれるキャラクターを利用するため、PFPと同様に自分自身を表現できます。
そして今後高まる需要に対して、いち早く提供している代表例が、
- Decentraland
- The Sandbox
の2つです。
VR空間でコミュニケーションが取れるなんて、近未来的だね!
そうですね。
数十年後をイメージしていましたが、案外早く訪れるのかもしれませんね。
海外の情報を知らないと損する3つの理由
海外のNFTコレクション情報を知らないと、損をしてしまう可能性があります。
どうして?一見関係なさそうに見えるけど……。
そうですよね。
ぶっちゃけ、海外の情報って関係なさそうに思いますよね。
そこで、海外の情報を損をする理由として、次の3つについて解説します。
- 情報収集ができない
- 金銭的な損をする可能性がある
- これから成長する市場に参入する機会を逃す
前提として、細かくプロジェクトを追う必要はありません。
あくまで概要などで十分です。
よかった!それなら、ハードルが下がって継続できそう!
最初こそ大変ですが、慣れておくことで、徐々にイメージが付いてきます。
それでは、一つずつ解説していきます。
情報収集ができない
海外のNFTコレクションは、事例として紹介されるケースがあります。
そのため、海外のNFTコレクションを知らないと、情報の比較ができません。
せっかく行動を起こしても、話が理解できないと心が折れてしまいます。
具体的には、次の3つのNFTアートはぜったいに押さえておきましょう。
- CryptoPunks
- Bored Ape Yacht Club(BAYC)
- CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI
主な概要(ニュース)は、次の表の通りです。
CryptoPunks | 世界最古のジェネラティブNFT(世界に1万点のみ) 1体あたり27億円で落札された実績あり 国内のインフルエンサー「イケハヤさん」もホルダー |
Bored Ape Yacht Club(BAYC) | 10,000体のジェネラティブ NFT海外のセレブが多数購入(TV司会者、DJなど) 独自の仮想通貨Apecoinがホルダーにプレゼント |
CLONE X – X TAKASHI MURAKAMI | RTFKTという会社と現代アートの村上隆氏とコラボ 3Dアバターとしてジェネラティブを展開 ホルダーにはシューズなどのデジタルアイテムを定期的にプレゼント 日本人ホルダーが非常に多い |
3つとも、特徴がはっきりしているね!
そうですね。
上記3つを覚えれば、ある程度会話に付いていくことができます。
情報を追うことに慣れてきたら、新しいコレクションのプロジェクトの概要もリサーチしていきましょう!
金銭的に損をする可能性がある
続いて、金銭的に損をする可能性があることです。
具体的には、海外のNFTプロジェクトの特徴を把握しておかないと、高値掴みをしてしまうことです。
海外のNFTプロジェクトの特徴として、熱しやすく冷めやすい傾向があります。
例えば、とあるプロジェクト「A」では、次のような売上グラフとなっています。
画像のように、
- 8月20日の平均価格:4.2ETH
- 8月21日の平均価格:0.15ETH
と、急な下落が起こっています。
もう一つ例を挙げると、プロジェクト「B」は、次のように売上グラフが変化しています。
- 8月12日の平均価格:0.5ETH
- 8月21日の平均価格:0.11ETH
と、緩やかな下落傾向にあります。
「A」「B」ともに、Openseaで1位のランキングを獲ったNFTプロジェクトです。
1位を獲っても、ここまで変動しちゃうの!?
そうなんです。
これも、NFT初心者の方には届きにくい情報ですよね……。
このような傾向を知っているだけでも、高値掴みをして下落を経験することは少なくなります。
周囲の熱狂を真に受けず、自分で情報を判断する力を身につけましょう。
これから成長する市場に参入する機会を逃す
NFTはこれから成長する産業です。
- Nike
- adidas
- スターバックス
などの有名企業をはじめ、BAYCを運営する「Yuga Labs」は、NFTで急成長した企業です。
でも、それは海外での話でしょ?
実は海外のムーブメントが、日本に遅れてやってくるケースは少なくありません。
例えば、
- iPhone
- YouTube
- Twitteなどの各種SNS
など、海外で流行していたものが、我々の日常にいつの間にか溶け込んでいます。
つまり、NFTもそうなる可能性はゼロではありません。
大手企業の参入をみると、今後NFTを利用したサービスなども増えていく未来が予想できるでしょう。
今からNFTの知識や経験をしておくことで、
- キャリアアップ(転職)
- スキルアップ(独立)
などの、チャンスも広がるかもしれません。
今から触れておくと、時代の波に乗れる可能性があります。
行動するなら、今だね!
最後に
本記事では、海外のNFTコレクション10選について解説しました。
まとめると、
- 海外のプロジェクトは概要だけでも知っておくべき
- 情報収集する上での比較になる
- 今後、伸びる市場で体験することでスキルアップに繋がる
新しいテクノロジーに触れているだけで、
- キャリアアップ
- スキルアップ
と、今後の人生に良い影響があることは間違いないでしょう。
筆者自身も、NFTに触れていたことでNFTに特化したWebライターに挑戦することができました。
ぜひNFTを通して、新しい挑戦をしてみてはいかがでしょうか?
NFTの購入には仮想通貨が必要です。
別記事で『初心者が使いやすい仮想通貨取引所の口座開設方法』を解説していますので参考にしてみてください。
仮想通貨取引所の開設は無料ですので気軽に開設してみてください。
また、お財布である『メタマスクのインストール方法』なども別記事で解説していますので合わせてチェックしてみてください。
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